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デザイナーとして就活で内定を取るためにとった方法~あるデザイナーの話~

私は新卒でWebデザイナーとして働き、スキルを積んできましたが、友人からは「デザインのデの字もないのに、よく受かったね!」と言われることがよくありました。

確かにデザイン力は大切ですが、それと同等にまたはそれ以上に重要視される能力が就活の中には存在します。

今回はデザイン力ペーペーの私がどうやってデザイン会社に内定を貰ったかをまとめたいと思います。

在籍中にデザイン事務所に聞いた!内定を取るためのポイント6つ

まず初めに!「デザイン能力の習熟度」は初めからアテにされていないです!その点を踏まえて分かりやすく説明します。

■向上心があるかどうか

本当にデザイン業界やIT業界って流動的です。数日で今よりもっと効率のいいサービスが現れたりと、常に勉強しないと「え!まだそんなことやってるの!?」というリアクションを取られることだってあります。ですので、日々自分で絶えず勉強できるかや、業界の流行に敏感かというポイントが大きなウエイトを占めます。

■何にでもチャレンジできるか

私自身はWebデザイナーとして入社しましたが、入社1ヶ月後にはDTPデザインを兼任していました。ですので、「私はWebしかできません!それ以外は嫌です!」というエゴが強い方は出鼻くじかれます。

最近は小さな事務所になればなるほど「デザイナー兼コーダー・プログラマー」という兼任は当たり前になってくるので、新しいこと技術を学ぶのが好きな人でないと中々ハードな業務です。

また慣れないMacの操作の勉強をしたりと覚えることは山ほどあります。ついでに言うとデザイナー志望の方は1台でいいのでMacを所有していると便利です。

■タフか(辞めないか)

私が在籍していた事務所はそれほど過酷なスケジュールを組んだりはしませんでしたが、年中繁忙期のデザイン事務所も存在します。そのような事務所にとって「いつまでも在籍してくれるか」や「体力があるか」というのはかなり大きなポイントになります。

過酷さを知りたい場合は、ちょっと職場を見せてもらうといいでしょう。アイマスクが放ってあったりや整理整頓が全くできていない場合は要注意。

■コミュニケーション能力はあるか

ここでいうコミュニケーション力は話す・聞くという基本はもちろん、起こった問題回避に自らの案を提案できるかという多角的な考えを持つことです。

例えば、後輩の作業がどう考えても終電時間を超えてしまうとしましょう。でも自身の仕事は手一杯です。そんな時ならどうするでしょう。

私は以下のような答えを提案します。どれが間違いで正解ってわけでないですよ。ケースバイケースです。

*プロジェクトリーダーに報告の後、納期を1日だけ延ばしてもらう

*遅れてもいいタスクを持っているスタッフを探して手を借りる

*仕方なく一晩作業してもらう

*80%のクオリティーで提出して、修正は後日する

などですね!あなたはどのような案が浮かびましたか?

■完璧を目指せるかどうか

私がデザイナー初期の頃、自信満々の成果物をウキウキして上司に確認してもらったところ「これが駅の壁に貼ってあったら……どう思う?」と120%怒っている笑顔でリジェクトされました。

ですので、ずぼらな人でもある程度「完璧主義傾向」に仕上げないと、仕事しづらいと思います。

私が行ったデザイン事務所内定GET法

デザイン事務所がどのような人材を求めているか分かった所で、どうしたら内定を貰えたかご説明します。

■作品集を見せた

ポートフォリオですね。しかし、あまり凝視はされない事務所が多い感じを受けました。このことから実力よりも、きちんと人間関係を築けるかが重要だと分かりますね。

■「もしも!」問題は正直に簡潔に答えた!

面接官からの質問で多かったのが「もしも!」質問です。

・「もしも今日入稿の成果物があって39.0度の熱で出勤不可能だったらどうしますか?」

・「もしも部下からの成果物に満足いかないことが数日続いたらどうしますか?」

・「もしもどうやってもクライアントのOKが頂けなかったらどうしますか?」

などですね。

この回答は常識内のアンサーなら、あまり深く考えずに答えていいです。正々堂々としているところを見せましょう。

■あなたにとってデザインとは何ですか?を攻略

この質問も多かったですが、答える内容に正解はないです。

「お金のため」でもいいですし「自己主張のツール」なんてかっこよく言っちゃってもいいでしょう、突っ込まれて動揺しない程度に答えるといいですね。

注意したいのが「〜〜というデザイナーさんが好きだからです!!」と言ってしまうパターンです。

「何が・なぜ・どうして・どのように……」を事細かに突っ込まれますので、理論武装したほうがいいセリフですね。

■何がしたいかを簡潔に答えた

「入社したら何がしたいですか?」という質問は格好のアピールの場です。もうこのセリフが出たら勝ちに行けます。例えば……

*自社サイトをリニューアルしてキワード検索一位を目指します!

*DTPや音楽制作もしてみたいです!

*県内のどのデザイン事務所にも負けない企業にします!

など、かなり声を大きくしていましたが、根拠は必ず聞かれるので詰まらないようにしたいですね。

デザイン事務所だけでなく企業の広報にも足を運んだ

実はホームページや印刷物は企業が外注している場合がほとんどです。そんな企業の中に「僕Photoshop使えます!」とか「私は印刷物出版の経験があります!」なんて社員がいたら、経費削減どころの騒ぎではなくなるんです。

もう、「それを早く言ってよ!」というように、職場環境はガラリと変わります。

よく探せば一般企業の広報の募集も結構あるので、視野に入れてみてはいかがでしょうか。

デザイン事務所が採用の時に「デザイン力」を重視するのは確かですが、それよりも人間性があったり向上心に長けていたりするほうが、重要なポイントとされます。

面接はとにかく数をこなすべきですので、イメトレしつつ色んな企業を受けてみましょう。「内向的でも」言ってることが理にかなっていたらポイントアップです。

 


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