義務教育のプログラミング必修化で何が変わるか?考察した!
「プログラミングを小学校の授業に盛り込んで教育していこう!」という方針が決まったようですが、実際にプログラミングを経験した人間から、ちょっと物申したいと思います!
結果を先に言うと日本を大きく変える試みかもしれないとワクワクしています。
でも、リスクもきちんとあるので私なりに考察してみました。
プログラミング必修化は日本を変える施策かもしれない

単刀直入に言いますがこの舵取りが将来の日本を変えるかもしれません!義務教育にプログラミングを取り入れると言うことは大きなメリットを生みます。例をあげましょう。
■単純にPCに強い人間が増える=生産性が増す
今の時代はPCが苦手な人も得意な人も共存して社会が成り立っています。ですので、PCに詳しくない人への配慮というものは必須です。
これが日本全国民PCに強いロジカルな頭脳を持った集団になれば、IT産業は安泰ですし現在ゆっくりと進行しているIT化も爆速で進むと考えられます。
また昨今盛り上がりを見せている「AI化」ですが、新たな技術で人間とアンドロイドが共生する社会を築き上げるかもしれません。映画みたいですね!
■ロジカルな問題解消を目指せる
職場で出た問題をどう解消するかに半日議論を費やすなんてことが無くなると思われます。ミーティングに無駄な時間をかけることなく、責任の所在を明らかにし改善策を導き出すような最短ルートで仕事が進むでしょう。
■諸外国への労働力のトレードが可能になる
現在日本の立ち位置としては、外見上IT分野を引っ張っているというスタイルです。もし国民全員がIT技術のプロフェッショナルになれば諸外国への労働要員として赴任することが可能です。
仕事の幅が広がると言ってもいいですね。気軽に海外へビジネスを仕掛けることも可能になってくるようになると思います。
学習内容は実際にPCを使うことはあまりしない模様
プログラミング必修化と言われると「子供達がPCに向かって無言でカタカタとキーボードを叩いている」という殺風景な光景が目に浮かぶ方もいらっしゃると思います。
しかし、プログラミング必修化は何もPCが必要という訳ではありません。
■何をすればどうなるかを考えられる脳を育てる
プログラミング必須化における授業は論理的な考え方の育成です。この論理的思考というものは非常に理にかなっていて、原因(コードの正解)がないと結果(実行)に繋がらないということが鉄則として挙げられます。
この原因と結果を常に考えるという思考は、ビジネスにおいてかなり大切な要素です。トライアンドエラーとも言えるでしょう。
不注意やいつもと違った行動についてくるのがリスクです。つまり失敗というエラーに繋がるわけですね。
エラーが出たら原因を探ってトライする、それを繰り返すと自然と答えは導き出される。
それを常に考えて仕事をすると効率のいい作業や問題解決が出来るようになると考えられているのです。
エンジニアの不足が目の前に来ている
このままの状態で日本社会が時代を歩んでいくと、将来IT分野におけるエンジニアは不足するという試算が発表されています。
日本には広大な国土も天然資源もありませんので、知識や先進的テクノロジーで世界に立ち向かっていくしか術はありません。しかしそのような分野には優れたエンジニアが不可欠です。
プログラミング必修化は日本の未来を変えると言っていいでしょう。
プログラミング必修化のデメリット

今まで「プログラミング賛成!」ということを書いてきましたが、物事にはデメリットがつきものです。ここではプログラミング必修化のデメリットについてまとめました。
■全員同じレールの上を走る
プログラミング必修化という施策は一種の縛りだとも言えます。みんな同じ教育を受けると「プログラミングは得意だけど芸術的分野は苦手」という一辺倒な若者が大量発生する事態になるかもしれません。
プログラミング脳にするのはいいで