「仕事? 、イラストレーターやってます。」
活動を続けています。シリーズ「この仕事、何するの?」!!
今回はイラストレーターのお仕事にクローズアップしました。
お話をしてくださったのは、この道18年熟練イラストレーターのaqiraさん。
学校を卒業後、有名スタジオでイラストレーターとして活動、その後独立され、イラストレーターとして活躍する傍ら、専門学校やセミナーで講師として活動をしています。
また最近ではイラストとは違う道も開いたとのこと。aquiraさんがイラストを志してから生業としていくまで、そしてイラストレーターを目指す方へのメッセージも伺いました。
イラストレーターでたとして活躍をしたい方必見です。
僕の仕事は、イラストレーターです

今では、イラストはほとんど全てのメディアや媒体で使用されています。
企業のマスコットキャラクター、本の挿し絵、CD のジャケットや、便箋の中に添えてあるお花のイラストなどなど、イラストを生活のなかで見ない日はないでしょう。
このようなイラストをクリエイトする仕事がイラストレーターの仕事です。僕自身イラストレーターとして18年以上活動しています。
イラストレーターといっても活躍の場は千差万別です。
僕の場合、ゲームメディア、雑誌でのイラストの仕事を中心にやっています。ライトノベルやゲーム雑誌のイラストや読者参加企画のキャラクターデザイン、イラスト作成など。
家庭用ゲームのゲームのキャラクターデザイン、イラストワークス全般人気カードゲームメーカー数社のイラストなどを描いてきました。
ですので、これらの活動の経験を基にイラストレーターにはどうやってなれるか!についてお話したいと思います。
1日1000枚のイラスト制作⁉
イラストレーターになる方法は様々なアプローチがあると思いますが、僕の場合イラストレーターになる前に大学進学がありましたので大学の3年4年生の時より夜間のデザイン学校に通いました。
そこでは色々なイラストレーターの基本になる技術を学びました。デッサン、色彩学、構図の勉強、レタリングなど2年間かけて基本を叩き込みました。
学校を卒業すればイラストレーターになれるのでしょうか?
それは無理です。卒業までに魅了的な作品を作れるようになり、教わった事で終わらず自分の絵をひたすら描き続け修行をしていかなくてはいけません。
当時、絵で食べていくにはスケッチブックに最低でも1000枚の絵を描かないとダメだというなんとなく語られていたジンクスがあり、信じた僕は画材屋で10冊のスケッチブックを買って毎日時間を惜しんでスケッチをしていました。どうすればいいのかわからなかったわけですから素直に信じて何よりも実行することが大切なのです。
実際 その様に頑張って1000枚以上スケッチを描いていた仲間は今も絵で食べていますから、あながちただのジンクスでもなのかもしれません笑
そうして大学も3年生になり、卒業が近くなる頃になるとイラストレーターになる為の行動にうつしました、いわゆる就活というか夢活ですね。
僕の夢活のはじめ方
描きためたイラストを持って仲間とあるいは1人でも出版社をまわります。門前払いされる事もしばしばありましたし、やっと編集さんとあえて絵を渡しても
「忙しいからあとで見ておくから来週きて!」
と言われ一週間後行くと見てくれた形跡のないスケッチブックを突き返されたりしたこともありました。
それでも僕は諦めずに色々な出版社にアポをとって突撃していました。とにかく熱意を持って頑張ることが大切だと信じていたのです。そうしているうちに、学習雑誌の教材のカットの仕事をいただけるようになりました。これがイラストレーターデビューとなりました。
イラストの視野を広げてみることが僕の人生の第一歩になりました。
しかし、カットの仕事は過酷です!駆け出しという事もあり、単価がとても安かったですし納期も短いので徹夜続きになりました。
安いので生活もできません。本当に困りましたが、
「イラストで食べていくんだ!」
という強い意志がありましたのでくじけませんでした。
そこで、視点を変えて単価の良い仕事を求めて出版社でなく広告代理店にイラストを持ってまわりました。
すると幸運にも、いきなりパンフレットのイラストを頼まれたのです。名の知られた会社のヘリコプターのパンフレットの表紙と中のイラストでした。
ヘリコプターを描いた経験などありませんが、大きな仕事です。断ったら次はありませんので、何度も書き直しなんとか納品することができました。
そのことがきっかけで、その広告代理店に出入りするよ