面接で他のデザイナーと差をつけるツールはポートフォリオ!
Webデザイナーとして活躍しようと思った時、まず就職先を探すことになります。しかしデザイン事務所の数は一般企業の数に対して少ないのが現状です。
また昨今クリエイティブ職に就きたいという方も増えているので、就活のゴールはますます狭き門となっています。
そこでライバルとの差をつけるポートフォリオの作り方を伝授したいと思います。
そもそもポートフォリオとは?

ポートフォリオとは自分の作品を集めた冊子といったものです。職務経歴書のデザイナー版といったところでしょうか。
では「何をまとめればいいか」とお悩みの方は以下を参考にしてみてください。
・物体デッサン
・ホームページ制作時の手書きラフ
・ホームページ制作時のPhotoshopデザイン
・その他、自分が得意なこと
・できればサイトを実際に見てもらう
■物体デッサン
Webデザインとデッサンは一見関係のないように思えますが、デッサンは自分の性格や洞察力を測るのに一番簡単なツールです。
自分の頭の中の考えをアウトプットする時に、デッサン力がないと思うようにデザインができません。またコーヒーカップ一つをデッサンするにしても、なぜこの形・色なのかという根本的な物事の本質を見抜く能力が身につきます。
そのようなデッサンを重ねていくとユーザーに配慮できるWebデザイン力が身につくのです。
まずは2〜3枚でいいので自分が自信のあるデッサン作品を入れておきましょう。
■ホームページ制作時の手書きラフ
この意図としては「Webデザインの引き出し」をどれくらい持っているかや、正確さ丁寧さを測る物差しとなります。
まずは企業向けやアパレルショップ向けなどコンセプトを決めてから、ラフを進めると描きやすいです。
見てもらう際は「なぜこのようなデザインにしたか」をきちんと答えられるようにしておきましょう。注釈を載せるのも一つの手です。
また、ラフはなるべく詳しく描きましょう。中途半端なラフだと大雑把な印象を与えますし、せっかくの自分の売り込みも逆効果になってしまいます。
■ホームページ制作時のPhotoshopデザイン
Photoshopを持っていない人は、無料の描画ソフトでもいいですし色鉛筆や絵の具を使うのもいいでしょう。ここで採用担当者が見る点が「色彩感覚とデザインソフトの技術」です。
特に色彩感覚は重要視されます。
初めのうちはめちゃくちゃな色使いをしてしまうこともあるかと思いますが、いろいろなサイトやWeb配色の本を読んでいるうちにスキルは上がってきますので、根気よく取り組みましょう。
配色にはきちんと理由があります。例えば「青は固い感じで企業サイト向き」また「緑は優しさ、クリニック向き」などですね。
配色についても「なぜこの色を使ったか」の説明をきちんとできるようにしておくとグッドです。
■その他、自分が得意なこと
デザインの成果物だけがポートフォリオに入れるべきものとは限りません。今まで仕事で得たスキルや技術などの要略をテキストにして提出するだけでも、面接時の話も弾みますし面接官に「自分がどのような人間か」を分かってもらえるツールになります。
例えば、営業職だった方が「お客様とのコミュニケーションには自信があります!」と理由づけてアピールすると、「うちのクライアントとの折衝も得意かもしれないな」と面接官が思う可能性も大です。
「これを書いていいのか分からない」と思っている方は、とりあえずアピールできるものは書いておくことをオススメします。
■できればサイトを実際に見てもらう
私が実際に試していたアピール法ですが、自宅で実際にサイトを制作しアップロードしてその場で見てもらうという売り込みです。
ノートパソコンを持参し実際に確認してもらうことで、自分の実力が一目でわかります。
かなり効果的な方法なのですが実力があるかないかがすぐ分かってしまうので、気合を入れてサイトを制作しましょう。
ポートフォリオ用に作ったサイトの制作技術は、後々役に立ってきますし色んな面接で使い回しできるのでぜひサイトを作ることをオススメします。
またポートフォリオにアドレスだけ書いていても、多忙な人事の方はサイトを確認しない可能性は大です。面接の場は一発勝負なので、Webサイトを見てもらって悔いのないアピールをしたいものです。
資格は取るべきなの?