新米デザイナーのサブPCはMac?Windows?一長一短まとめ
デザインの仕事や会社の業務を自宅に持ち込む方も、中にはいらっしゃると思います。「早く一人前になりたいから!」という熱意溢れる新人Webデザイナーや、「副業で自宅でWebデザインをしたい!」という方も多いです。
そこで今回は新人デザイナーのサブPCはMacかWindowsどちらにするかというポイントをまとめてみました。
PC選びに困っている方はぜひ参考にしてみてください。
まず大切なこと
「職場で使うPCに合わせた方が勝手がいい」
職場でMacを使っているなら自分のパソコンもMacにした方が、ファイルが開けなかったりフォントが見つからなかったりという不具合も心配しなくていいようになります。
またMacは色の表現がWindowsよりも優れているので、私も10年ほどMacを使っています。
PC選びは作業内容によって変わってくる
■ネットだけできればいいという場合
ネットだけできればいいし価格は抑えたいという場合、WindowsPCが向いているでしょう。DELLやhp・mouseなどの価格が比較的安いPCもあるので、作業抜きでPCの使用を考えている方にオススメです。
しかしアプリケーションをバンバン入れて使用するのにはあまり向いていないので、あくまでネットのみの使用と考えましょう。
■Webデザイン・コーディング・画像編集のみの場合
こちらもそれほど値段が高いPCは必要ありません。しかし容量の大きいPhotoshopファイルを開く時を想定してMacbook等のミドル価格のPCを選ぶと、突然シャットダウン!という事態も避けられます。
画像編集は結構PCに負担がかかるので、余裕あるスペックを選ぶようにしましょう。
■音楽・動画を編集する場合
音楽や動画の編集はかなりPCに負担がかかります。スペックが低いPCは変換時間も数時間かかることはザラですので、MacbookProやCorei5・7が搭載されているPCが向いています。
価格もそこそこしますが、高いものにはそれなりの理由があるので初期投資はきちんとしておきたいところです。
■PCを持ち歩く場合
「重量が軽いものがいい」この1点です。いくら高スペックPCでもゴツくて重いPCはやがて持ち歩かなくなります。MacbookAir・Proやモバイル向けのWindowsPCがオススメです。
・外出先でPCを使う場合はWi-fi環境があると作業も捗ります
外出先でサイトを更新したりデータをアップロードする際、気になるのがネット環境です。いくら素敵な作品を制作しても納品できなければ意味がありません。
外でのネット環境の構築はモバイルルーターがあるとすごく便利です。UQwimaxは容量を気にしなくていいですし、エリアも広いです。
またUQwimaxの電波が入らないなら、容量は限られますがdocomoなどの携帯キャリアから出ているモバイルルーターを使うといいでしょう。
私が実感したところ、動画を見なくてネットをブラウジングするだけなら月5GBあれば十分足ります。
WindowsとMacのメリット・デメリット
■Windowsのメリット
・対応しているソフトの数が圧倒的に多い
・拡張性に優れている
・PCゲームをするならWindows一択
・Macと比べると安い
Windowsの最大の特徴としてはソフトの数がMacよりも圧倒的に多い点です。MacではできなくてWindowsではできる機能やアプリケーションはたくさんあります。
また自分でメモリを増やしたり、部品を交換したりと拡張性も優れています。
PCでゲームを楽しみたい方は断然Windowsです。オンラインゲームであれソフトであれMacは動作対象外のゲームがたくさんあります。
そもそもMacはゲーミング用ではないので注意しましょう。
■Windowsのデメリット
・OSの購入は有料
・Adobe製品との相性があまり良くない
・カスタマイズ性が高すぎる
・発色が悪い
WindowsはOSのバージョンアップに費用がかかってしまいます。しかしMacはOS X以降無料アップデートが続いています。これが最大のポイントです。
また個人的にですがAdobe製品との相性はあまり良くない気がします。すぐフリーズするといった現象に悩まされてきました。
またWindowsの画面は色彩があまり鮮やかではありません。デザイン向きではないですね。
■Macのメリット
・OSの購入が無料
・起動が早く、サクサク動く
・持ち運びに便利
・Windows環境を入れることもできる
・色相が豊かで配色しやすい
・ウイルスの心配はWindowsほどではない
MacのいいところはOSのバージョンアップが無料なことです。持ち運びに便利でスタイリッシュなのも外せない点ですね。
またPCを触っている時に気になるのがウイルスの脅威です。Windowsには様々なウイルスの感染の危険性がありますが、Macはそれほど感染の心配をしなくてもいいのです。実際私も長年Macを使っていますが、ウイルスの感染を気にしたことはあまりないです。
■Macのデメリット
・対応ソフトが少ない
・やや高価
・バッテリーの劣化が割と早い
Macの最大のデメリットはやはり対応ソフトの少なさでしょう。まずexeという拡張子のファイルは開けませんし「やりたいことができない」という悔しい思いをすることもあります。
対応策としてはMac内にWindowsを共存させることができるソフトがあるので、それを利用するとWindows環境も構築することができます。
またバッテリーの劣化がやや早い印象を受けます。私のMacBookAirは購入当時は10時間連続使用可能と言われましたが、購入して5年経った今では6時間持てばいいほうです。
デザイナーのPC選び、軍配が上がるのはやはり……
総合的に判断してオススメなのがやはり「Macがいいということ」です。見た目とかカッコよさだけではなく、Macは動作が安定しています。
Adobe製品との相性もいいので、デザイン・タグ打ち・画像編集とオールマイティーに使えると思います。まずは実機を見てみるためにも、Appleショップや家電量販店に出かけてみてはいかがでしょう!?